フェルメール追っかけの旅      

6 ベルギー編 アントワープ   


デンハーグを朝発って ベルギーのブリュッセルまでの切符を買い アントワープで途中下車  事件発生 スリにやられる !     

デンハーグの駅で ブリュッセルまでの切符を買った時に アントワープで途中下車できるかどうか尋ねたら 時刻表を印刷してくれました  ブリュッセル行きのIntercityは1時間毎にあり 9時28分発の各駅でDen Haag HSまで行って Intercityに乗り換えると11時15分にアントワープに着くというものでした   

駅でピアノの演奏を聴きながらパンを食べ コーヒーを飲んで9時28分の電車に乗り 次の駅にやってきました  ここはどこ?  ホームに駅名が見当たらないわ  電車の中に表示されている駅名は Den Haag HSとは違うけど いやに長く停車するわねぇ  誰かに聞いてみよう   
ゲッ! 表示されている駅名は行先で ここが Den Haag HSなんですって!  しまったと思った時には ドアが閉まってしまいました  仕方がないから 次の駅からDen Haag HSに引き返してきましたよ  そして次の電車を待っている時に リュックをしょった一人旅の日本人女性がやってきたのです  彼女もアントワープに行くとのことでした  10時43分発の電車に乗るつもりだったけれど ホームは寒いし 1回乗り換えはあるけれど次の電車でも到着は5分しか違わないから 一緒にこの電車で行きましょうということになりました  電車が発車し 2駅ほど過ぎたところで 何かおかしいことに気付いた私  車内の電光掲示板には これからとまる駅名と 到着時間が表示されるのですが Roosendaal到着が20分も後なんです  そしてよくよく見たらこの電車はIntercity(急行ではなく Sprinter(各駅になっているではありませんか!  時刻表を印刷してくれた駅員さんも知らないうちに 予定が変わってしまったようです   

あらま どうしましょ  ここで若い女性が言いました  私 戻ります!  若いと決断が早いわねぇ  戻ると言ってもギリギリよね  ホームや階段を走らないとならないけど 重いスーツケースを持っている私達には無理  夕方までにブリュッセルに着けばいいので 私達はこのまま行きましょう ということで彼女と別れました  そしてユキコさんのiPadで調べてもらったら この電車はロッテルダムで 後から来るDen Haag HS 10時43分発の電車に乗り継げることが分かりました  運命のロッテルダムです    

ブリュッセル行きのIntercityが入線してきました  この電車に乗ってアントワープで途中下車します  電車に乗るのに3段もの階段があって スーツケースで苦労していると 若い男性がやってきて手伝ってくれました  スーツケースを抱え上げて 客車の網棚に乗せようとするので そんなことされては降ろす時に大変だから断り 座席に落ち着いて気が付きました  バッグのファスナーが空いている!  荷物で私の気をそらせておいて 仲間が盗んだのです!  電車の外へ出てみたけれど その辺にいる筈もありません  ヨーロッパの駅は切符を持っていなくても 誰でもホームへ入って来れるのでスリが横行します  いつもはバッグを斜め掛けにして その上から上着をはおるのに その時は失念していたのも失敗でした   

盗まれたのは私の財布(現金2万円相当のユーロと ユキコさんとの共通の財布(3千円相当のユーロ それに旅行の資料を入れたファイルです  その中にはユーロスターの乗車券 イギリスのバースまでの鉄道切符の予約票 コッツウォルズ観光のバウチャーが入っていました   

現金は諦めるとして 財布の中に入っていた2枚のクレジットカードの停止をしなければなりません  アントワープの駅でロッカーに荷物を入れ(小銭必要 駅のインフォメーションに訳を話して 電話を借りれるか聞いてみました  電話は無く アントワープ警察署の場所を教えてくれました  ちょっと遠いので夜にホテルから電話するという私に ユキコさんは今すぐ警察に行く方がよいと勧めてくれました  ちなみにその他の現金と 予備のクレジットカード パスポートと飛行機のeチケットは 旅行中は肌身につけています  そうそう ロッカーで一人旅の日本人女性に再会しました  同じ電車だったのね  小銭がないからくずしてくると言って 爽やかに去って行きました   

アントワープ警察署は 入り口から中を覗くと豪華な内装で Ticketという文字が見えて どこかの劇場に迷い込んだかと思いましたが 入口に座っていたのは警察官で Ticketとは銀行の入口にあるような 順番のふだを発行するものでした  盗まれた経緯を話すと なんだオランダでのことかと言われましたよ  そうよね オランダの事件をベルギーで話しても 真剣には取り合ってくれないわよね  一応 書類は作ってくれましたが 私の目的は電話を借りることです  でもダメなんですって  あーあ くたびれ儲け!   

そうとなったら さっさと観光に行かなくちゃ!  でもその前に腹ごしらえ  予定していた地ビール工場兼レストランへ行く時間はなくなったので 目についたレストランに入って ビールとアスパラガスの大皿を注文 パンもついてきました  これはオードブルだよと言われたけれど かまうもんですか 食べたい物を食べるのよ!    

アントワープといったら 何と言っても聖母大聖堂です  ここには4点のルーベンスの作品があり フランダースの犬のネロが 飼い犬のパトラッシュと共に死んだのは キリストの降架の前です     

聖母被昇天については前頁に書きましたように 下の群集の中央に 赤い服を着た女性が描かれていますが これはマウリッツハイス美術館の下絵にはありません  というのは これを製作中に ルーベンスの奥さんが亡くなったので 奥さんの顔に書き替えたのだそうです   

大聖堂前の広場に 日本語の説明書きの付いたネロとパトラッシュの像があったのですが 台座が壊れたので修復するために 像は取り外してありました  アントワープには もう一つの大聖堂と言われる所があります  それは重厚な建物のアントワープ駅です  ルーベンスハウスは残念ながらお休みでした   

電車に乗ってブリュッセルにやってきました  ブリュッセルは 北駅 中央駅 南駅とあるので 間違わないようにしないといけません  旧市街は中央駅が近いのですが ユーロスターが南駅から出るので 宿は南駅近くに取り タクシーでビール居酒屋アラベカスへ行きました  ランビックという名のビールが とってもフルーティで美味しかったです  ウェイターのおじさんに どこの国から来たかと聞かれ 日本と答えると握手を求めてきました   

さて ホテルからクレジット会社に電話をかけようとしたら 外線に繋がらないのです  三ツ星以下の小さなホテルは 部屋ごとの電話代を計算するシステムがないのね  これも今回の教訓でした  ホテルの人に話したら携帯を貸してくれましたが 私が控えていた電話番号は携帯からでは繋がらず 結局ホテルの人が パソコンで調べてクレジット会社に電話をし さらに日本語オペレーターのいる所に回して貰いました  これで1件は落着  もう1件あるのだけどと言うと それはまた明日 僕も仕事があるからねと言われてしまいました  ごもっともです   

大聖堂内部の写真

この項 終わり

 

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